世界最大のエイズ団体が来たるC20サミットに参加、G20がグローバルファンド第6次増資募金の目標額達成を保証するという約束を履行するよう引き続き要請
日本、東京--(haixunshe)--2019年のG20サミットが6月28日から29日に開催される予定の中、エイズ医療財団(AHF)は、Civil 20(C20)の取り組みをサポートし、致死率の高い感染症と闘う上で最も効果的な方法である、G20の世界エイズ・結核・マラリア対策基金への全額出資という約束の履行を求めるため、日本のC20サミットで他の市民社会組織(CSO)に合流参加しています。
昨年のアルゼンチンでのサミット後に発表された、グローバルファンド第6次増資の目標額達成を保証するというG20の声明は、AHFにとって嬉しい事でした」と、AHF会長のマイケル・ワインスタイン(Michael Weinstein)会長は語っています。「ついに、この声明を行動に移す時が来ました。AHFは、G20にグローバルファンドの最低要求額である140億ドル以上を保証するよう要請しています。グローバル目標を達成するためには、今後3年間で180億ドル以上が必要になります」G20は、全世界のGDPの約90%、国際貿易の80%、そして世界の人口の約3分の2を占めているため、世界の発展に役に立つ影響力を持っているグローバル団体は他にありません。
現在、世界中で3,690万人がHIVに感染しており、年間180万人の新たな感染者が発生しています。今、世界はエイズ対策において極めて重要な岐路に立っています。この数年間の資金援助額は横ばい状態でしたが、援助強化に向けた活発な取り組みにより、グローバルファンド、各国政府およびCSOは数百万人の命を救い、新しい感染者数を減少させる見込みがあります。
「AHFは、当初から公正な援助配分に貢献しながら、グローバルファンドの使命に貢献し続けている日本を含む各国に、とても感謝しています」と、AHFグローバルアドボカシー&ポリシー担当シニアディレクターのロレッタ・ウォン(Loretta Wong)は述べています。「残念なことに、HIV/AIDSを撲滅するには活動が十分でなく、貢献にもっと力を入れるべき富裕国も存在します。AHFは、中国などの国々がグローバルに発展するコミュニティの一員としての役割を受け入れ、今年10月、グローバルファンド第6次増資の目標額達成のため既存の貢献国と一緒に参加することを求めています」
AHFは、増加しているHIV/AIDSへの資金援助および資金源への支援を構築することに加えて、結核および抗生物質抵抗性との闘い、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ、医療の品質基準、 医療研究開発への投資を含めた、重要な健康イニシアチブへの認識を高めるために、東京でのC20の取り組みをサポートしていく予定です。
「今回のサミットで、C20ヘルスワーキンググループ(Health Working Group)に貢献することはとても光栄です」と、マイアミ大学のAHFグローバル公衆衛生研究所の理事であるホルヘ・サアベドラ(Jorge Saavedra)博士は述べています。「G20は、グローバルファンドに全額出資するだけでなく、その他の差し迫った衛生分野の問題にも対処する責任を持っています。AHFは、世界中の数百万もの人々に影響を与える様々な衛生関連の課題を代弁する、我々の仲間であるCSOをサポートすることに全力で取り組んでいます」
G20が経済問題に対処するために創設されたとしても、繁栄している国々にとって国民の健康より重要なことはありません。そしてG20は、エイズ対策および健康に関する他の重要な問題にも注目する必要があります。AHFは、全世界の人々が健康で豊かな生活を送る機会に恵まれるよう、C20サミットで提唱された提案を採択し、実行に着手することを世界の指導者たちに求めます。